ジロー風スパは1980年代に九大生協が実施したアイデアメニューコンテストで誕生。めんたいこ、ツナ、しそ昆布と麺を炒め、バターやしょうゆで味付けし、最後に卵を絡めて完成する。強い火力で炒めるのが特徴だ。東京にある喫茶店が名前の由来とされる。 箱崎や旧六本松キャンパスで提供し、「ご飯も食べたくなるパスタ」などと人気を集めたが、調理に時間がかかることや調理器の電化などに伴い、2015年に定番メニューから姿を消した。人気は根強く、今も期間限定やパーティーメニューとして提供しているほか、レシピを知りたいという卒業生からの問い合わせも年に数件あるという。 海食べキッチンは、辛子めんたいこのふくや(福岡市)が経営。めんたいこを使うジロー風スパの存在を知り、青春の味をいつでも楽しんでもらえる場を作ろうとメニュー化を計画した。九大生協の了承を得た上で調理法を学び、今年11月に発売にこぎ着けた。 ジロー風スパ