めいを自宅2階から投げ落とすなどして重傷を負わせたとして、殺人未遂の罪に問われた茨城県桜川市池亀、無職、菊地美沙子被告(26)の裁判員裁判判決公判が15日、水戸地裁で開かれ、菱田泰信裁判長は「抵抗できない子供を攻撃し、執拗で冷酷」として懲役3年6月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。 菱田裁判長は判決理由で、菊地被告が「精神的に追いつめられていた」と認めたものの「犯行は短絡的で身勝手」と指摘した。公判で弁護側は「服役は被害者家族を含め不幸を重ねる」として執行猶予を求めていた。 判決によると、菊地被告は昨年9月26日昼、遊びに来ていためい=当時(8)=への嫌悪感から、めいを自宅2階からコンクリート地面に2度投げ落とし、頭を20回以上、レンチで殴るなどして全治9カ月の重傷を負わせた。