「ショーンはあたしにとって完璧なアメリカ男なの。刺激とショックを同時に与えてくれるのよ。」 | pujahのブログ 1980年代後半は、新しいタイプの女性シンガーの台頭で始まった―――1985年3月の『ニューズウィーク』には“ロック界のニューウーマン”という特集が載った。強烈なイメージをもつ彼女たちがポップ音楽のチャートばかりかビデオまで席巻していることに、マスコミ大手もやっと気がつきはじめたのだ。1985年が明けたとき、一番インパクトをもつようになるのがだれかはほとんど疑う余地がなかった―――シンディ・ローパーである。その名もふさわしいデビュー・アルバム<シーズ・ソー・アンユージュアル>は、シングル・カットされた4曲がトップ・ファイブ入りするという前代未聞のヒットとなった。そして、“あたしたち楽しいことしたいだけ”と言う彼女のモットーは、保守的な80年代に年ごろを迎えて規則に辟易するティ