「なぜ彼女たちは裸になったのか」など、性を売る側の女性にばかりが注目されがちな売買春の現場だが、もう一方の当事者である男性側に目を向けることによって、見えてくるものはあるのか!? 「見えない買春の現場 『JKビジネス』のリアル」を2月9日に刊行予定。「性の公共」をつくるという理念の下に、現代の性問題の解決に取り組んでいる坂爪真吾氏に語っていただいた。 ■「売春=気軽に、遊ぶ金欲しさ」のイメージを変えた 2016年8月11日~21日、東京・新宿区の神楽坂セッションハウスにて、「私たちは『買われた』展」(主催:Tsubomi/一般社団法人Colabo)が開催された。 主催者側の説明によると、この企画展は、中高生世代を中心とする当事者がつながり、声を上げることで、児童買春の現実を伝え、世の中の持つ「売春」のイメージを変えること、そしてこれまで表に出ることができなかった「買われた」少女たちの