Jコミで扉を開けた男“漫画屋”赤松健――その現在、過去、未来(前編):「ラブひな」170万ダウンロード突破の衝撃(3/4 ページ) ── Jコミは、過去の絶版漫画をオンライン図書館としてまとめていくという文化事業的な性格と、ファイル共有など違法流通への対策、この2つの側面があると思うのですが、そもそもどちらが発端だったんでしょうか。 赤松 今年夏の時点ではもっとニコニコ動画やYouTubeに近いような感じで、流通しているZIPファイルを上げると指定の場所に広告を挟んでPDFに変換するシステムでした。ただ、打ち合わせを重ねていく中で、例えば「頭文字D」なら自動車メーカーの広告といったふうに手動でマッチングさせた方が広告主は喜びますよとメディアレップからアドバイスされましたので、そのような形に落ち着きました。 インプレッション保証にしてトータルで2万円というよりも、やっぱりそうやって何十万、何