(CNN) ブラジルの警察当局は5日までに、同国南部サンタカタリナ州ポメロデで誘拐捜査の一環で飛行中の警察ヘリコプターが上空から民家のプール底部にナチス・ドイツのシンボルなどとして有名な「かぎ十字」が大きく描かれているのを発見したと述べた。 地元当局によると、私有地内での発見であり、家主がナチズムを助長している人物ではないことが判明したとして、訴追には踏み切っていない。警察によると、プール底のかぎ十字の文字は13年前からあったという。 ナチス・ドイツは1920年にかぎ十字を導入していたが、一部の古代文明でも神聖なシンボルとしてあがめられていた。 サンタカタリナ州はドイツ人やオーストリア人の移住先としても知られ、同州ブルメナウ市では毎年、ドイツ人移民の先祖の習慣に敬意を表するとしてビール祭を催し、人気を集めている。 第2次世界大戦後、ナチス・ドイツの戦犯を追跡する団体はサンパウロでポーランド
人種や国籍への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)による街頭宣伝活動で授業を妨害されたなどとして、京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付で、在特会側の上告を退ける決定をした。約1200万円の賠償と学校周辺での街宣禁止を認めた一、二審判決が確定した。 裁判官5人全員一致の意見。ヘイトスピーチの違法性を認めた司法判断が確定したことで、一定の抑止力が働くとともに法規制をめぐる議論が活発化しそうだ。 一、二審判決によると、在特会会員らは2009年12月〜10年3月、同学園が運営する京都市の朝鮮学校の周辺で3回にわたり、拡声器で「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「朝鮮人を保健所で処分しろ」などと発言。その様子を撮影した動画をインターネット上で公開した。 一審京都地裁は「在日朝鮮人への差別意識を世間に
ピケティの訳本が、日本でも発売された。728ページで5940円で、数式と膨大な統計データが並び、あまり一般向けの本とはいえないが、世界各国でベストセラーになり、日本でもアマゾンのベストセラー2位で上昇中だ。読む価値のある本だが、批判も多い。 本書の中心となる「資本主義の根本的矛盾」r>gは、理論的にはさほど根本的ではない。現代の標準的な成長理論では、資本収益率rが一時的には成長率gより高くても、収穫逓減でgに近づき、長期的には動的に効率的な黄金律r=gが成立すると考えられているからだ。 ピケティも理論的には黄金律の可能性を認めているが、その成立する資本/所得比率βを10~15と計算している。これだと今の先進国の2倍以上も資本が蓄積されることになるが、Acemoglu-Robinsonは、ピケティのいうように極端に資本集約的な世界は動的に効率的とはいえないと指摘している。 もっと根本的な問題
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