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仕事と心に関するNOKIAのブックマーク (2)

  • 私の愛する単純作業 - 傘をひらいて、空を

    外は強い雨だった。コンビニに行くとずぶぬれになっちゃうから買い置きのカップ麺で済ませるよ、と私は言った。私も抽斗にカロリーメイト入ってるんでだいじょうぶです、と彼女は言った。彼がとても悲しそうな顔になったので私は彼に余っていたカップ麺をあげた。あざっすと彼は言い、私のぶんまでべりべりとパッケージを剥がして部屋の隅にあるポットに向かった。 彼らは私の後輩で、私たちは残業していた。難易度という点からは少しも大変ではなく、ただ量だけがやたらにあるというたぐいの作業だった。私たちは黙々とファイルを修整し、黙々とプリントアウトした。夜で胃をなだめたら別のファイルを修整し、プリントアウトする。あと二時間くらいかなと私は思う。 あああああと声が聞こえて振り返ると、ポットに向かっていた後輩ががっくりと崩れ落ちていた。もうひとりの後輩である女の子(もちろんとうに成人しているけれど、私は彼女にはつい女の子と

    私の愛する単純作業 - 傘をひらいて、空を
  • 霊義知らず - 特殊清掃「戦う男たち」

    「こんな話をしたら、笑われるかもしれませんけど・・・」 ある日の夕方、中年男性の声で電話が入った。 一風変わった前置きに、野次馬(私)は耳を欹てた。 話の中身は、勤務する会社でトラブルが頻発して困っているというもの。 当社は、特殊清掃や遺体処置だけではなく、他にも色んなサービスを提供しているが、その中に企業のコンサルティング業務は入っていない。 “電話するところを間違ってないか?”と思わなくもなかったが、心に放牧している野次馬が話の続きを聞きたがったので、とりあえず最後まで聞いてみることにした。 男性は、準大手企業の部門責任者。 管理職として働いていた。 そんな社員の尽力もあってか、会社の業績は上向きに。 ともなって、使っていたオフィスは手狭に。 結果、更なる飛躍を目指して、一等地に建つ広いオフィスに移転した。 しかし、期待に反し、新しいオフィスではトラブルが続発。 病気で休職する者がでた

    霊義知らず - 特殊清掃「戦う男たち」
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