MicrosoftのWindows Phoneをスマートフォンの主軸とする戦略を2月に表明したNokia――。その後、戦略推進に向けた取り組みを相次いで発表した。まずは4月21日、Microsoftと共同で、NokiaのWindows Phone採用に関する提携の契約締結を発表。そして同27日、Symbian開発をAccentureに移す計画を打ち出した。2012年の発売がアナウンスされているNokia製Windows Phoneだが、両者は取り組みを加速させているようにも見え、登場はさらに早まるかもしれない。 世界的にはシェアが4割に達した時期もあるNokiaだが、2007年に登場したAppleの「iPhone」に端を発するスマートフォンの新しい波により、状況は一変した。Nokiaが4月中旬に発表した決算によると、推定シェアは29%にまで下がっている。Nokiaは何を誤ったのか? 課題は