7月24日正午、58年におよぶ日本の地上波アナログテレビ放送が岩手、宮城、福島の3県を除く44都道府県で終了した。その夜の23時59分ごろには、アナログ波の送信も終了し、画面は砂嵐状態になった。 今後の地上波テレビは、UHF帯を使うデジタルテレビに完全移行し、アナログテレビが使っていたVHF帯では、新たに携帯端末向けマルチメディア放送の「モバキャス」がスタートする予定。地アナ終了と地デジ移行という一大イベントは電波の再編が目的だが、それにはモバイル分野も大きく関わっているといえる――。 +D Mobile編集部の倉庫から出てきたアナログテレビ対応の旧ボーダフォンの「V603SH」とauの「W32SA」(左)。W32SAは回線契約していないと、テレビが見られなかった。Oh……(右) ということで、+D Mobileでは携帯電話で地アナ終了という歴史的な瞬間を見届けてみることになった。ケータイ