Winny事件の地裁判決についての原稿を纏めるにあたって、Winny事件について自分がこれまでブログ等で発言してきたことを見直してみたのですが、それなりに変遷しているものですね。まあ、その時々のポジションの中ではベストの発言をしてきたとの自信はあるのですが、情勢や情勢に対する認識は日々変化しますし、私自身のポジションも日々変化するので、同じ問題に関する考え方が時間の経過に伴って変化するのはやむを得ないことだと思っていますし、そのことは恥じることでも誰かに謝罪すべきことでもないと考えていたりします。 学生のときは、改訂版を出すたび毎にいくつもの論点について改説を行う学者さんのことを多少揶揄的に見ていたところもないわけではないのですが、自分が様々な論点についての見解を公表する立場になってみると、自分が過去に何を語っていたのかに囚われず、その時々でベストと考える見解を掲げる方が後ろめたさを感じず