きのうの「職業の「身分制度」が支える日本の「与信」」に対し、はてなブックマークで、tokoroten999さんより以下のコメントがあった。 <解雇できやすくしても与信制度は別になくならないでしょ。両者になんの関係が?> たしかに、少し説明不足だったと思うので、補足したい。 もし解雇規制がなくなり、会社は社員をいつでも解雇できるようになったら、職業の「身分制度」は崩壊するだろう。 「身分制度」というのは、実力や努力でなく「身分」で決まるような社会だ。身分が高ければ、実力もなく、努力しなくても安泰で、逆に身分が低ければ、実力があり、努力しても報われない。それが「身分制度」だ。解雇規制というのは、前者のような人であっても解雇できないという仕組みだ。会社は前者のような人を解雇できないので、後者のような人を雇い入れる余裕がない。つまり、解雇規制が「身分制度」を支えているのだ。 この解雇規制がなくなれ