「Wow!」「Amazing!」——。2017年3月に米国テキサス州オースティンで開催した音楽や映像、ネット技術の国際見本市「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)2017」。会場の一画では、来場者が興奮して次々と歓声を上げていた。彼ら彼女らが体験していたのは、幅5.2メートル、高さ3.4メートルの巨大スクリーンに映し出されたコンテンツ「8K:VRライド」だ。 多くの人が興奮するのも無理はない。ゴーグル型のヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)をかけることなく東京の空を飛び回ることができる仮想現実(VR)世界を体験できたからだ。おまけに座席が音楽に合わせて遊動し、さらに風も吹き付ける。全身の五感で嫌が応でも異次元を生々しく感じ取ることができ、怖さと感動が入り交じった不思議な時間を過ごすことができた。 気軽に、そして複数人で同時に楽しめるVRを 写真●SWSW2017で好評だった「8K
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