現在使用されている254nm殺菌ランプは人体に有害 神戸大学は3月30日、高い殺菌力を持つ222nmの紫外線(UV-C)を反復照射しても、皮膚がんが発症しないことなどを世界で初めて実証し、ヒトの皮膚や目にも安全であることを報告したと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科内科系講座皮膚科学分野の錦織千佳子教授、国定充講師、山野希大学院生らと、ウシオ電機株式会社の研究グループによるもの。研究成果は、「Photochemistry & Photobiology」にオンライン掲載されている。 画像はリリースより UVC(波長280~200nm)はオゾン層で吸収されるため、地表には届かない。しかし、その強い殺菌力を人工的に活用するため、UVCの中でも波長254nmを照射する殺菌ランプが開発され、使用されている。その254nm殺菌ランプは強い殺菌力を持つ反面、皮膚がんや白内障を生じさせるなど人体に