図1は、Microsoft Windows XP環境においてメールに添付されていたZIPファイルの中身と、ZIPファイルを展開することで得られる、Wordアイコンの「Virus Checkrcs.doc」という名前のファイルのスクリーンショットです。日本語で書かれたメールと添付ファイルが届くこのインシデントは、国内でも複数の企業において受信が確認されています。 以下に、JPCERT/CCからの注意喚起を抜粋します。 「JPCERT/CC Alert 2010-06-01」より抜粋 II. マルウエアが添付されたメールの概要 現在、JPCERT/CC では、以下のような日本語で書かれたメールを確認しています。 メール件名: 「緊急」社員全員の参加でVIRUS・悪性スクリプト用ファイルの調査 メール本文(抜粋): 添付したマニュアルに従って、社内PC上にVIRUSがあるかどうか調査を行います。