デジタルとマスマーケティングの違いを考える 前回、デジタル人材育成に必要な4つのスキルを挙げた。その中で、成果を出すために一番大切なのが「ビジネススキル」、しかも「高度なビジネススキル(=ビジネスアドバンススキル)」だと私は考えている。 ここで言うビジネスアドバンススキルは、「ロジカルシンキング」「ファシリテーション」といった類のものだ。なぜこれらのスキルが、デジタル人材育成に必要なのだろうか。従来のマスマーケティングとデジタルマーケティングの違いから考えたい。 従来のマスマーケティングは、ある意味で確率論のマーケティングだと思っている。商品の認知をできるだけ上げるために広告でリーチし、その情報に接触した人の何人かが、店頭で商品に遭遇してトライアルする。そこで、打ち手は「(マス広告による)認知拡大×店頭配荷率」がキモになる。つまり、誰が購買してくれるお客さまかがわからないため、購買ファネル
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