2019年12月26日のブックマーク (2件)

  • 狭心症のカテーテル治療は転換期を迎えている【ISCHEMIA試験】 - 予防医療のランダム・ウォーカー

    今日は専門的な内容の話題になってしまいますが、 心臓疾患の多くを占めている狭心症という病気に対する認識が大きく変わろうとしている歴史の転換期を迎えていますので、ここに記しておきます。 動脈硬化が進展していくと、血管壁にはプラークなどの不要な物質が蓄積し、血管はだんだん狭くなります。 この血管が狭くなっていく現象は、からだの全ての動脈に及びますが、徐々に狭くなっていく事が多く、症状がでるまでその進展具合はわからないことがほとんどです。 (人間の身体はゆっくりとした変化には鈍感なのです) 特に問題となるのは、血管の径が細い部分で、心臓へ酸素などを供給している冠動脈という血管がしばしば問題の中心になります。 冠動脈は径が2~4mm程度の血管であるため、徐々に動脈硬化が進んだとしても、他の血管に比べ早期に血流障害が起こり得ます。 具体的な症状としては、 駅の階段を昇ると最近胸が重苦しくなるとか、重

    Nakatanaoto01
    Nakatanaoto01 2019/12/26
    1985年発売のガスターは胃潰瘍手術を激減させた。医学は日進月歩
  • クリニックも生き残りをかけているにしても、酷すぎる話 - 予防医療のランダム・ウォーカー

    ちょうど一年前に、不整脈の治療をさせていただいた方から相談がありました。 不整脈の治療は、房室リエントリー性頻拍という名前の不整脈に対するカテーテルアブレーションという治療になります。 治療後には不整脈の再発はなく、それ以降は高血圧の治療のため外来を2ヶ月に一回受診されているのですが、 10年前の交通事故の後遺障害をみてもらっている(ご人の話では年一回)クリニックの医師から急に採血を勧められ、採血の結果、鉄欠乏性貧血だからサプリメントを飲みましょうと言われたそうです。 ここまでは、よくある話なのですが、 ご人が今回言いたかったのは、 「そのサプリメントが保険が使えず、ひと月に5000円もするもので高いし、そもそも先生の外来(私の外来のこと)では一度も鉄欠乏性貧血なんて言われていなかったじゃないですか」ということのようでした。 たしかに、そもそも鉄欠乏性貧血という診断が正しいのであれば、

    クリニックも生き残りをかけているにしても、酷すぎる話 - 予防医療のランダム・ウォーカー
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    Nakatanaoto01 2019/12/26
    卑劣