手術前の説明をほとんどの人が理解していない、という話です。 【心臓手術前に受けた説明を、大半の患者さんは理解していない】という内容の論文がありました。 心臓カテーテル治療を受けた326名の患者さんに対する調査結果です。 326名の内訳は緊急治療が159名、待機的治療が167名です。 まずこの内訳をみると、急性心筋梗塞で本当に心臓カテーテル治療が必要だったのは、約半数ということがわかります。 (急性心筋梗塞には心臓カテーテル治療は必要、安定型狭心症には不要です) 待機的に治療ができた、という167名は安定型の狭心症ということです。 (厳密には不安定狭心症をいくらか含んでいる可能性はありますが、少数です) これらの患者さんに対して術前に行った手術の説明が、あとから確認したところ、 患者さんの40%以上が内容を理解していなかったという結果です。 さらに、60%の人が心臓カテーテル治療で病気が治る
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