私は学部&大学院共に金属工学専攻出身なのですが、やはり学生の間ではこの手の話はたまに話題になってました。 昭和40年代後半くらいまでは、割とあった事故のようですが、最近はめっきり減っているそうです。 学生中に出会った鉄鋼各社の人に聞いた話をまとめてみます(こっちが聞いて無くても話のネタに話す人が結構いる)。 これですら、実際に事故現場に居合わせた人の話ではないので嘘かホントかは、読者の判断に任せます。 まず、結論から言うと 燃え尽きるまで数時間かかるため、発見から時間が短ければ”救出”(という名の遺体回収)される です。 順に説明します。 まず、鉄というものは、当然ながら炉で作ります。一般的に方法は2種 ・高炉法 ・電気炉法 です。 前者の高炉は、高層マンションくらいの大きさのある筒に上から鉄鉱石やコークスを入れ、下から熱したガスを送り込む事によって鉄鉱石が還元され、下から溶けた鉄が出てき