省電力化に大きく貢献した 複数のライブラリー 下の画像はなにかというと、コア内部で使われているスタンダードセルライブラリー5種類の特性比較と、利用率である。 スタンダードセルライブラリー5種類の特性比較と、利用率。このグラフはflop4が基準になっている。おそらくこれがGlobalFoundriesの提供する、「一番バランスの取れた基準となる」ライブラリーなのだろう スタンダードセルとは、連載229回で説明したが、要するに回路を構成するための基本的な構成部品のことで、これをまとめたのがスタンダードセルライブラリーというわけだ。 そのライブラリーだが、PPA(Power, Performance and Area)という3大パラメーターをどうバランスを取るかでいくつかの選択肢があるため、複数のライブラリーが用意されている。 上の画像でいえば、flop1~flop5がこれにあたる。Seq Ov