15日午後3時10分頃、名古屋市中川区にある東名阪自動車道の大治(おおはる)南料金所手前で、「下着姿の男が大量のお札をばらまいている」と110番があった。 愛知県警高速隊員が約30分後、同料金所から南東約1キロ離れた、東名阪道に接続する名古屋高速の上り線で、歩いている同県津島市、自営業男性(49)を発見、保護した。 県警津島署によると、現場周辺などで散乱した1万円札など計277万円分の現金を回収した。男性は精神疾患で入院歴があり、男性の家族は「現金700万円を持って、家を出た」と話しているという。同署などが残りの現金の回収を急いでいる。 男性の車は、同料金所から南約500メートル離れた東名阪道の名古屋西ジャンクションのカーブで、側壁に接触し、止まっているのを発見。男性は車を放置した後、料金所近くまで歩き、現金をばらまいた後、さらに自動車道を歩いていたとみられている。