大阪・堺市の4歳の男の子の行方がわからなくなり、両親が児童手当を不正に受け取ったとして逮捕された事件で、父親が男の子について、「遺体を車に乗せて、1人で遺棄する場所を探した」と供述していることが警察への取材でわかりました。警察は、供述を基に6日も奈良県内の山の捜索を続けることにしています。 警察は養育の実態がないのに、児童手当およそ36万円を不正に受け取ったとして、両親を詐欺の疑いで逮捕していて、2人は詐欺の容疑を否認しているということです。 警察によりますと、父親の梶本卓容疑者(35)は「息子は、去年12月に当時住んでいた大阪・松原市の自宅の階段から落ちて死んだ。遺体は5か月間、家の中に隠していた」と話しているということです。 その後の調べで、「ことし5月下旬に遺体を車に乗せ、半日かけて遺棄する場所を探した。妻は知らず、自分1人でやった」と供述していることが、警察への取材でわかりました。