Nature Chem. 2010, ASAP. DOI:10.1038/nchem.906どこぞで話題になっていたので、全く専門とかではないですがざっくりアブストラクトから本文のミソなど。詳しい方の指摘求む。新聞も元論文へのリンクをDOI*1で貼って欲しいものですね。そもそもピンサー配位子ってなんだよ中心金属を突き刺すように主に三点で配位する配位子のこと。この場合はP(りん)二つとN一つで配位してます。で、なんでこれがいいの窒素と水素から鉄触媒によってアンモニアを生み出す現状のハーバー・ボッシュ法は高圧(200-1000気圧)・高温(400-600℃)を必要とし、製造コストが結構かかる。某総合化学メーカの人がおっしゃっていたけれどアンモニア製造プラントは約一週間のタイムスケールで動いているらしい。つまりそれほど多段階のプロセスを経なければいけないということ。N2 + 3H2 → 2NH3