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ブックマーク / psichiatra.blogspot.com (3)

  • ダウン症児は親を選んで生まれてくる

    まず、最初にダウン症について。 『ダウン』は、1866年にイギリスの医師であるJ.ラングドン・ダウンが、最初にこの症候群について論文を書いたことからつけられた。決して英語の“Down”から来ているものではない。ダウン症は、染色体が通常より1多いことで起こる。知的発達の遅れ、心疾患などを伴うことのある先天性症候群である。21番目の染色体が1多いタイプがほとんどで、21トリソミー(21番染色体が3あるということ)と呼ばれることもある。 さて、ここではダウン症の療育について述べるわけではない。そのような大事な話は『ダウン症』で検索すれば沢山出てくるし、ダウン症児を持つご家族が作られたホームページも沢山ある。そういうこととは違った角度の話をしようと思う。 意外に思われるかもしれないが、受精したからって妊娠するわけではない。受精した後に着床しないと妊娠とは言えないからだ。男女とも全く問題のない

    ダウン症児は親を選んで生まれてくる
  • これぞ狂気! 『封印されたアダルトビデオ』

    俺はアダルト・ビデオを客として借りたことがない。「客として」というのは、経済学部生時代にビデオレンタル店でバイトしていて、営業時間が終了してからアダルトビデオを一、二借りて帰っていたからだ。当時はまだVHSの時代で、バッグの中でビデオがかさばっていたことを思い出す。 それはともかく、書である。なぜかAmazonで見つけてしまい、思わず買ってしまった。内容は面白いが、文章量は多くなくわりと短時間に読み終える。 封印されたAVが、その理由とともに紹介されている。封印されているので、当然観ることはできない、はずだ。著者がAV関係者を辿って観ることができたものもあるが、そうでないものもある。なかなか刺激的な話も多いが、読後感は決して良くない。いくつか紹介しよう。 「封印」といってまず思い浮かべるのが、呪い系だ。『封印された死者追悼AV』というものがあるのだが、その内容が非常に過激、というか罰あ

    これぞ狂気! 『封印されたアダルトビデオ』
  • とりあえず俺と踊ろう: てんかん患者と運転免許

    2012年4月13日 てんかん患者と運転免許 てんかん患者には運転免許を一律に発行せず、またすでに発行しているものでも全て剥奪せよ、という極端な意見があり、これは明らかに無知が原因なのだが、言っている人らは無知を認めず、またてんかんについて知ろうともしない。それに対して、てんかん患者から運転免許を剥奪するのは疾患差別だという反論もあって、これはこれでちょっとピントはずれである。 まず結論から先に書くと、てんかん患者の運転免許に関しては人の自主返上に任せ、そのうえで起きた事故に関しててんかん発作(初発以外)は免責の要件とならない、とするのが最も良いと思われる。当初は条件次第で剥奪やむなしと考えていたが、いろいろ考えているうちにこの結論に達した。以下、最初にてんかんに関する一般的な誤解と、それを修正するための知識を『現代臨床精神医学』と『専門医をめざす人の精神医学』を参考にしながら述べて

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