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ブックマーク / toshi-sawaguchi.life.coocan.jp (2)

  • 【12/10/15】教育相談〆切り (脳科学者はかく稽ふ)

    去る8月30日に障害児の「教育相談」の申し込みを再開したところ,申し込みが1ヶ月で100件を超えてしまったため,申し込みを締め切らせて頂いた。 1日で扱える人数は3人が限界で,かつ,諸般の事情で週に1~2回しかできないせいだ(相談している時間よりも,脳機能の解析などのための時間が数倍かかる,という事情もある)。単純計算すると,月に12~24人,半年で72~144人である。半年以上お待たせしてしまうのはいいことではない。 とはいえ,発達障害の改善は8歳頃まででないとかなり困難で,幼児での「半年」は成人での数年に相当するので,できるだけ早く再開したいと思っている。 それにしても・・・ 「診断」ないし「推定」されるだけで,適切な改善法を受けていない「障害児」の多さには脱力感さえ覚える。 ここで言う「適切な改善法」とは,むろん,科学的な改善法の意味である。 障害児がこれほど多いと,ちょうど「雑多な

  • 【10/01/25】「脳科学神話」の神話 (脳科学者はかく稽ふ)

    「科学的知見に関するマスコミ報道には,十分に注意が必要」といった主旨のことはこの欄で明示的あるいは非明示的に言及してきたが,「メタ情報・報道」に関しても同じことを言うしかないので,かなり疲れるが,社会的に問題なので・・・。 読売新聞が「右脳・左脳、ゲーム脳・・・脳科学の「神話」ご注意」というネット記事を出した(1月23日)。 そこで取り上げているのは,各種脳科学的言説に関する批判的報道で,メタ報道の典型だが,その報道自体のレベルが低く,唖然とする。 (以下,茶色はその記事からの引用) 脳に関する気になる話は、研究結果を拡大解釈した俗説も少なくない。 経済協力開発機構(OECD)は、こうした俗説を「神経神話」と呼ぶ。典型的な例として「〈論理的な左脳〉と〈創造的な右脳〉」というような単純な区分けと、3歳児までに豊かで多様な刺激を与えた方が頭が良くなるという「3歳児神話」の二つをあげる

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