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ブックマーク / www.asahi-net.or.jp/~MR2Y-KNST (1)

  • ゾーンシステム

    アメリカの写真家アンセル・アダムスは、被写体の明るさと露光量、それが印画紙で再現される濃度との関係を対応させて、1絞りごとの露光量とプリントでの再現濃度をゾーンと名づけました。また、自然界の被写体の輝度域を10ないし11段と考えて、18%グレーの露出値を中心のⅤとし、被写体輝度域に0からⅩまでの「ゾーン」を設定して、撮影時に印画紙で再現されるイメージが予想できるようにしました。 「ゾーンシステム」は、被写体輝度域とフィルムの再現幅、印画紙の再現幅を一致させるために、フィルムの現像条件=温度を変える方法であり、ロールフィルムでは適用が難しいと思われます。しかも約50年前に考案された方法であり、その当時とはフィルムも印画紙もその他の機材も著しく進歩しています。この冊子では、ゾーンシステムの全体を利用することはせずに、ゾーンスケールの考え方のみを利用することとしました。

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