タグ

ブックマーク / ameblo.jp/ryuutai (2)

  • 『出版社とその権利』

    出版社で働き始めて30年以上が過ぎた。づくり、特に組版が目まぐるしく変化した30年だった。活字、和文タイプ、写真植字、日語ワープロ、パソコンの編集ソフト……。アナログからデジタルへの劇的な変貌だ。 複製の技術も大きく変化した。そもそも出版の仕事は、著作物を複製して頒布する仕事だ。出版社は著作物を複製する技術者集団のネットワークを組織し、商品として流通・頒布するルートを確保する。複製は特殊技術だった。それがコピー機の普及によって誰でも手軽に複製が可能な時代になった。 著作物の流通も、インターネットの普及でこれまた誰でもが発信可能な時代になった。誰でも複製可能・発信可能でインターネット上にはありとあらゆる情報が溢れている。 この30年で、出版社が握っていた特殊技能は、大概のものが誰でもできる、誰でも利用可能な技術になってしまったわけだ。じゃあ、出版社はなくてもよい時代になったのか。そんなは

    『出版社とその権利』
  • 『電子納本制度化のための国会図書館法の改正に反対する』

    去る3月19日、国会図書館の田中久徳電子情報部電子情報企画課長ら電子納の責任者が流対協を訪れ、オンライン資料収集の制度化、いわゆる電子納について国会図書館の方針を説明、今国会で制度化のための法改正を行うので、賛成してもらいたいとの申し出があったが、流対協としては改めて反対意見を述べた。 納制度審議会は、3月6日に「中間答申 オンライン資料の制度的収集を行うに当たって補償すべき費用の内容について」を国会図書館館長に答申した。 それによると、まずオンライン出版物で収集の対象となるオンライン資料を次の四つに分類する A群資料 DRM等の付与されていない無償出版物 B群資料 DRM等の付与されていない有償出版物 C群資料 DRM等の付与されている有償出版物 D群資料 DRM等の付与されている無償出版物 このうち、B、C群資料がわれわれ出版社の商品としてのオンライン出版物にあたる。 まず、A群

    『電子納本制度化のための国会図書館法の改正に反対する』
  • 1