PSGIミドルウェアを利用する PSGIミドルウェアはアプリケーションと同様にコードリファレンスとして実装されますが、いちいち.psgiファイルに記述するのはあまり効率が良くありませんし、再利用性もありません。そこでPlackにはミドルウェアをモジュールとして利用するためのベースクラスPlack::Middlewareや、それを利用して実装された各種ミドルウェアが同梱されています[2]。 ここでは、これらのミドルウェアを利用して先ほどのTatsumakiアプリケーションを拡張してみましょう。 Auth::Basic PSGIアプリケーションに簡単なHTTP認証機能を付けるミドルウェアがAuth::Basicです。容易に拡張できるコールバックインタフェースを持っているため、データベースやLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)などとの連携もでき