景気回復の減速が懸念される中、第2四半期の世界PC市場は20%を超える成長率を記録した。米調査会社Gartnerが7月14日に報告した 同四半期の世界PC出荷台数は8290万台で、前年同期から20.7%増えた。Gartnerの予想していた成長率19.3%を上回るとともに、3四半期連続の2けた成長となった。 ベンダー別ではHewlett-Packard(HP)が依然として首位を維持しているが、出荷台数の伸び率は市場全体を下回っている。2位はAcerで31.6%の伸び率を記録。以下Dell、Lenovoと続き、これまでランク外だったASUSが5位に躍り出た。Lenovoは47.2%、ASUSは78.5%と出荷台数を大きく伸ばした。 AcerとASUSはNetbookで勢力を伸ばしてきたが、この種のPCは成熟段階に入ったとみられ、伸び率が大きく減速し、過去2四半期の70%台から20%台にまで落ち