自動車の自動運転に欠かせない高精度の電子地図「ダイナミックマップ」の開発が加速しそうだ。政府が、路面状況や車線情報、渋滞や事故情報などを一括管理し、ダイナミックマップに随時反映させるシステムの実証実験を来年4月にも開始することが21日、分かった。平成31年中の実用化を目指し、翌年の東京五輪・パラリンピックで世界にアピールしたい考えだ。 実証実験には三菱電機などが出資した情報サービス会社が参加。官民で「次世代都市交通システム(ART)情報センター」(仮称)を東京都内に設置して、新システムの構築に着手する。実験エリアは都内臨海部などを想定し、31年3月末まで行う予定。 具体的には、路線バスの事業者の協力を得て、バスにカメラと道路の振動を計測する装置を搭載し、渋滞情報や道路の劣化状況などを把握。データは大容量の情報を蓄積できる「クラウドシステム」(インターネット上のサーバー)に逐次送信され、3次
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