Diamond Online に、立正大学経済学部教授の林康史氏の「人は統計的な発想が苦手だ」という興味深い記事がある。 確かに、統計学的手法による論理的な推論と、人間の直観的な判断は、時として相容れない場合があるので、私のような直観タイプの人間はよほど気をつけなければならない。 例えば、次のような問題があるので、ちょっと考えてみよう。 例えば、Aさんに子どもが2人いるとする。うち1人は女の子であることがわかっている。残りが男の子の可能性はどうだろうか。 直観的には、「半々」 と答えたくなるだろうが (少なくとも、私はそうだった)、正解は違う。残りが男の子の可能性は、3分の 2だ。その理由は、次のように述べられている。 世の中の2人キョウダイ (兄弟・姉妹) すべてを調べると、2人の性別の可能性は4通りで、「男・男」:「男・女」:「女・男」:「女・女」=1:1:1:1(「男・男」:「男・女