Published 2024/03/19 22:00 (JST) Updated 2024/03/19 22:39 (JST) 【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は19日、2023年が観測史上最も暑い年になったのを確認したとする報告書を発表した。南極の海氷消失や海が蓄えた熱量、海面上昇、氷河の融解でもそれぞれ過去最高の記録を更新した。 報告書によると、23年の世界の平均気温は、産業革命前と同程度とされる1850~1900年の平均より約1.45度高かった。今世紀末の気温上昇を1.5度に抑えるとするパリ協定に迫る。 南極の海氷は79年以降で最小となる面積を2023年2月に記録。23年で最大だった9月の約1700万平方キロメートルも、これまでの最小記録より約100万平方キロメートルも小さかった。