大阪・関西万博の建設現場で今年3月に起きたメタンガスに引火する火災で、消防への通報が発生から約4時間半後だったことがわかりました。 博覧会協会などによりますと、3月28日午前11時ごろ、万博会場の西側に位置する、来場者用トイレの建設現場で爆発を伴う火災があり、トイレの床約100平方メートルが破損しました。 トイレのあるエリアは「グリーンワールド」と呼ばれるエリアで、協会幹部によりますと、元々産業廃棄物の処分場だったことから、地中からメタンガスを主成分とする可燃性ガスが常に出ているということです。 これに対し、管を通して空中にガスを放出したり、建屋の換気をしたりして、対策は講じていたということです。 火災によるけが人はいませんでした。 大阪市消防局によりますと、この火災に関して、工事関係者から消防への通報が、発生からおよそ4時間半経った午後3時半だったということです。 消防法は、「火災を発見