Published 2023/03/30 14:09 (JST) Updated 2023/03/30 14:13 (JST) 国土交通省の元事務次官が昨年12月、羽田空港などのビル運営を手がける民間企業「空港施設」(東京都大田区)の幹部に対し、副社長の同省OBを社長に昇格させるよう要求した疑いがあることが30日、分かった。面会の際に「有力な(国交省)OBの名代」とした上で、社長に就任した場合「国交省としてあらゆる形でサポートする」とも持ちかけたとされ、利害関係のある民間企業の人事に介入した可能性がある。 関係者によると、元次官は東京メトロの本田勝会長。本田氏は空港施設社の乗田俊明社長らに、国交省の元東京航空局長だった同社副社長を今年6月に予定される役員人事で、社長に昇格させるよう求めたとされる。