インターネットで自己発信が簡単にできるようになった。 インターネット発足当時は、各個人の専門領域を自己発信していってWebから得られる知識を豊かにしよう、みたいな理想があった気がする。今もその理想を実現し続けている分野は、広大なネットのどこかにはあるのかもしれない。 しかし、私も含め多くの人が接するネットになされる自己発信は、自分や家族、生活といった身近な世界の話だ。 その中でバズったりして、書籍化する例も少なくない。 でも、自分自身を売り物にする生き方は辛いのではなかろうか?自分が商品である以上、商品に対する批判は避けられない。 その、自分が売り物にした自分という商品に対する批判と自分個人に対する誹謗中傷の間には、一体どんな差があるというのか? 読者の感想は辛辣なものであってもあくまで商品に対する批判であって、個人に対して誹謗中傷するつもりで言っている人はおそらく少ない。 しかしたぶん、