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  • 【熊本県の郷土玩具 縁起物】木の葉猿(原始猿)

    今回は「熊県の郷土玩具 縁起物」をご紹介。 バナー↓をポチポチッとお願いします 「木の葉猿」は熊県玉名市玉東町の木葉山山麓で作られている素焼きの土人形歴史は古く、約1300年前の奈良時代初期に起源を持つとされている。 養老年間(717年~724年) 木葉の里に住んでいた都の落人が夢枕に立った老翁のお告げにより、奈良の春日大明神を祀り、木葉山の赤土で祭器を作った。 残った粘土を捨てたところ、それが猿に化けたという伝説がある。 この猿は「木葉の土で猿を作れば幸いあらん」と言い残し姿を消した。 この伝説に基づき木の葉猿は悪病や災難除け、夫婦和合、子孫繁栄の守り神として信仰されるようになったそうだ。 木の葉猿は粘土を手捻りで作られ素焼きで焼き上げるため、一つとして同じものがなくユーモラスな表情が特徴的。 こちらの「原始猿」は彩色が施されていない素朴な木の葉猿。 左肩まで伸びた巨大ものを大事

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  • 【沖縄県の郷土玩具 縁起物】七福神おみくじ:桃林寺

    入手場所:桃林寺 沖縄県石垣市石垣285 TEL:0980-82-2142 今回は沖縄県の郷土玩具(縁起物)をご紹介。 バナー↓をポチポチッとお願いします 石垣島旅行の際、八重山列島で最も古い仏教寺院「桃林寺」を参拝。 桃林寺は1614年、琉球王国の第二尚氏王朝7代目国王、尚寧王によって創建。 沖縄らしい赤瓦の屋根を持つ山門の両脇には、2体の木製仁王像(金剛力士・蜜迹力士)が鎮座。 これらの仁王像は1737年に制作されたもので、沖縄県で現存する最古の木彫像。 赤塗りで歴史を感じさせる仁王像は中々の迫力で独特な表情をしている。 静かな雰囲気が漂う境内、心が落ち着き自然と手を合わせて祈りを捧げた。 参拝を終えた後、七福神おみくじを引いてみると… 中には金ピカで小さな「弁財天」と由緒書きが入っていた。 弁財天は、びわを弾ずる美しい女神で、すべての人びとに愛情と、親切な心によって幸福を授けてくださ

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  • 【京都府の郷土玩具 縁起物】伏見人形 饅頭喰い:丹嘉

    入手場所:丹嘉 京都府京都市東山区町22-504 TEL:075-561-1627 今回は京都府の郷土玩具(縁起物)をご紹介。 バナー↓をポチポチッとお願いします 高さ13.5cmほどの伏見人形。 今回の京都旅行で一番手に入れたかった伏見人形の代表作。 なにしろ「饅頭喰い」のモデルとなった子供の言動が素晴らしいので紹介しよう。 その昔、賢くて親孝行の子供がいた。 ある村人が、その子供に「お父さんとお母さん、どちらが好きですか?」と尋ねたところ。 手に持っていた饅頭を二つに割って… 「おじさんは、このお饅頭のどちらが美味しいと思いますか?」と問い返したそうだ。 この賢い機転が評判となり「子供が賢く育つように」と願いを込めて「饅頭喰い人形」が作られた。 今でも安産祈願や出産祝いの贈り物として愛されている。 「どちらも好きです」と言えばいいところを、あえて饅頭を割って問い返す機転! いや~!

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  • 【東京都の郷土玩具 縁起物】亀戸張り子 牛乗り天神:天満屋

    入手場所:天満屋 東京都江東区亀戸 バナー↓をポチポチッとお願いします 今回は東京都の郷土玩具(縁起物)「亀戸張り子 牛乗り天神」をご紹介。 高さ13cm、長さ14cmほどの張り子玩具。 右手に巨大な笏を持った天神様(菅原道真公)が黒牛に乗っている。 金色の角を持つ牛の頭が上下左右にゆらゆら動く姿がユーモラスだ。 かつて亀戸天満宮の入口右側にあった天満屋という饅頭屋。 饅頭の他に亀戸張り子も販売。 ショーウィンドウの中には5~6種類のユニークで味のある張り子が並んでいた。 亀戸張り子は古く江戸の昔から亀戸天満宮の参拝記念の土産物として親しまれてきた。 この張り子、亀戸で作られていたのでは無く生産地は埼玉県越谷市船渡… そう、ひょうきんな顔をした首振り張り子でおなじみの松崎さんの作品だ。 こちらの張り子は農耕に不可欠な牛を守る意味あいの牛乗り天神。 元は雷雨をもたらす天神(あまつかみ)だった

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  • 【静岡県の郷土玩具】ダルマ抱き小僧:澤屋

    入手場所:澤屋 静岡県静岡市 バナー↓をポチポチッとお願いします 今回は静岡県静岡市の郷土玩具(縁起物)をご紹介。 安政年間に創始された静岡張り子は静岡県静岡市の杉家(澤屋)が製作していた郷土玩具。 澤屋さんには2度ほどお邪魔して杉さんからいろいろな話を聞く事ができた。 静岡張り子と言えば虎張り子、祝い鯛、ひげ達磨、犬張り子などが有名だけど… こちらの「ダルマ抱き小僧」の張り子人形を見た際、ビビッと来て譲って頂いた。 子供が達磨を抱きしめる愛らしい姿を表現した「ダルマ抱き小僧」 青いはんてんを着た小僧(子供)の白い肌、とぼけたような顔立ちが特徴的。 子供達が小さい頃「人形の顔がお母さんに似ている」と話題になり、今でもこの人形を見ると「お母さん」と言っているw 達磨抱き小僧は見る人に温かみと和やかな雰囲気をもたらす素敵な郷土玩具だ。 残念ながら静岡張り子は廃絶してしまったが、生前 杉

    【静岡県の郷土玩具】ダルマ抱き小僧:澤屋
  • 【栃木県の郷土玩具】佐野 馬乗り大将:相沢民芸店

    入手場所:相沢民芸店 栃木県佐野市犬伏上町 バナー↓をポチポチッとお願いします 栃木県郷土玩具ツアー。 続いてやって来たのが佐野市にある「相沢民芸店」 店内には魅力的な土鈴がズラリと並んでいて目移りしてしまう。 そんな中、思わず手に取ったのが「馬乗り大将」 高さ11.5cm、長さ11.5cm、真っ赤な馬の上に乗った大将。 黒い兜に青色の鎧、彩色がとても綺麗で鮮やかな土人形だ。 土鈴ではないのに、中に玉が入っているようで振るとカラカラと音がする。 以前、佐野市では山口壬三さんという方も土鈴や「堀米人形」を作られていたけど残念ながら廃絶。 馬乗り大将や京女郎は「八朔人形」と呼ばれており初子のある家に贈られる風習があったそうだ。 朔(サク)とは一日のこと。 旧暦の八月一日を「八朔」といって早稲米の初穂を刈って神にささげ、近づく台風の季節を無事にのりきって、豊作を期待する「作だのみ」をする日だった

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  • 【埼玉県の郷土玩具】越谷 招き猫達磨:鈴幸

    入手場所:鈴幸 埼玉県越谷市大沢4-6-52 TEL:0489-76-2266 バナー↓をポチポチッとお願いします 江戸時代から張り子の伝統が根付いている埼玉県越谷市。 越谷だるまは1713年頃、起上り小法師という玩具に座禅を組んだ達磨大師の姿を描いたのがはじまり。 特に越谷・岩槻・春日部の三市で作られるだるまは“武州だるま”と称され、関東では群馬県高崎市に次ぐ生産高を誇っているそうだ。 この日、越谷市にある「鈴幸」さんのお宅を訪れた。 越谷駅から県道を越えた大沢の住宅街にある「鈴幸」さん。 予め電話を入れておいたので快くお部屋まで案内してくれた。 鈴幸さんのお宅は玄関から居間まで数多くの郷土玩具が並んでいたのでビックリ! 小型の張り子が多く可愛らしいのが特徴。 手作りのなので、それぞれの顔立ちが違う。 同じ形の張り子でもどれにしようか迷ってしまう。 入手した「招き達磨」は左手を上げて達

    【埼玉県の郷土玩具】越谷 招き猫達磨:鈴幸
  • 【青森県の郷土玩具】下川原焼 りんご売り:阿保正志さん

    入手場所:津軽藩ねぷた村 青森県弘前市亀甲町61 TEL:0172-39-1511 バナー↓をポチポチッとお願いします 青森県郷土玩具ツアー。 最初に訪れたのは弘前市。 弘前城を見学した後「津軽藩ねぷた村」という観光施設に入った。 ねぷた村には弘前を代表とする物産が数多く販売されていて、奥には「金魚ねぷた」や「下川原焼」などの郷土玩具も揃っていた。 そんな中、とても可愛らしい下川原焼人形があったので購入した。 「津軽伝統工芸 下河原焼土人形」の栞によると… 文化三年(1806年)ころ、筑前から伊万里の技法を習得した津軽藩士高谷金蔵が下河原(現在の弘前市桔梗野)に窯を築きました。 その後、津軽藩士九代藩主寧親(やすちか)は津軽の地に子供らの玩具が少ないこと憂い、冬期の閑暇を利用して土人形を作るよう命じました。それが下河原焼土人形のはじまりだと言われています。 この土人形制作はそれ以来、今日ま

    【青森県の郷土玩具】下川原焼 りんご売り:阿保正志さん
  • 【京都府の郷土玩具】三猿土鈴:八坂庚申堂

    入手場所:八坂庚申堂 京都府京都市東山区下河原町四金園町390 TEL:075-541-2565 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「授与品ツアー」 続いて訪れたのは八坂の塔の近くにある「八坂庚申堂」 境内はそれほど広くはないものの木立の中に蒼とした雰囲気のある寺院。 八坂庚申堂は日最古の庚申堂で正式名称は「大黒山金剛寺延命院」 天徳4年(960年)、浄蔵貴所によって創建されたと伝えられている。 猿が神様の使徒とされている事から「見ざる、聞かざる、言わざる」の教えと関係が深く、 悪事を見ない、聞かない、話さないという意味を持っている。 この教えは日光東照宮の三猿にもみられる。 こちらの寺務所で拝受したのが「三猿土鈴」 素焼きの土鈴に三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)の絵が描かれている。 真っ赤な顔の猿が黒い手でそれぞれ隠すべき所を隠し、裏側に「京八坂庚申堂」と書かれている。

    【京都府の郷土玩具】三猿土鈴:八坂庚申堂
  • 【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん

    購入したのは黄色くて小さな「甲州豆だるま」 江戸時代から作られ400年以上の歴史もさることながら、その気品と風格は日一と定評があるそうだ。 同封の栞によると… 400年の昔、当時甲府上一条町に住んでいた武井八エ門、京都から来甲した某僧より張り子の技術を習得して、武田信玄公の顔を模して作り始めたと伝えられています。 「甲州だるま」の特徴は顔面の彫りが深く、鼻が鷲鼻のように大きく、目玉を下瞼に接して書き入れるため、神棚に奉った場合、これを見上げて拝む人の目と目が合うようになっているので「下見だるま」とも呼ばれております。と書かれていた。 そう言われてみれば、この達磨は小さいながら力強い顔立ちをしている。 入手日:2004年10月11日 ※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい 【笑い豚2】 60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ https://

    【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん
  • 【香川県の郷土玩具】高松嫁入り人形 金袋抱き:太田みき子さん

    入手場所:香川県商工奨励館 香川県高松市栗林町1-20-16栗林公園内 TEL:087-833-7411 バナー↓をポチポチッとお願いします 香川県郷土玩具ツアー。 昨日は金毘羅参りをして琴平に宿泊。 この日はレンタカーを走らせ高松市にやって来た。 高松といったら古くから伝わる「高松張り子」がある。 製作者の宮内さんのお宅には事前に電話をかけたけど、ご不在だったので栗林公園内にある「商工奨励館」で購入する事にした。 栗林公園は国の特別名勝に指定された400年近い歴史を有する日庭園。 そんな栗林公園の中に明治32年(1899年)に建てられたのが「商工奨励館」。 明治の面影を残し、園内でもひときわ大きな存在感を放つ建物。 県内の伝統工芸品を展示・販売するコーナーもあり、可愛らしい「嫁入り人形」が販売されていた。 昔から高松では、嫁入りの際に花嫁が近隣の子供達に人形を配る風習があった。 嫁入り

    【香川県の郷土玩具】高松嫁入り人形 金袋抱き:太田みき子さん
  • 【京都府の郷土玩具】伏見人形 白蔵主:丹嘉

    入手場所:丹嘉 京都府京都市東山区町22-504 TEL:075-561-1627 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「郷土玩具ツアー」 続いて訪れたのは「伏見稲荷大社」で有名な京都の伏見。 伏見稲荷大社といえば西日第一位の初詣参拝客数(約280万人)を誇り、 全国3万余の稲荷社の総山だ。 そんな伏見には江戸時代初期から作られている「伏見人形」がある。 伏見人形は深草粘土を用いて型造り素焼きにして彩色した人形で、庶民の風俗・信仰をユーモアたっぷりに表現した人形が多い。 伏見稲荷大社が近くにある事から、とりわけ狐の人形が多いのも特徴的。 伏見人形は京都の伝統工芸品として歴史文化を伝える重要な役割を担っている。 購入した「白蔵主(はくぞうす)」はお気に入りの逸品♪ この狐は白蔵主という住職に化けた老狐の事で、民話になっている。 【白蔵主の民話】 一族の狐が次々と猟師に捕らえら

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  • 【京都府の郷土玩具】虫除け面:壬生寺

    入手場所:壬生寺 京都府京都市中京区壬生椰ノ宮町31 TEL:075-841-3381 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「授与品ツアー」 続いて訪れたのは中京区にある有名な「壬生寺(みぶでら)」 壬生寺は正暦2年(991)、園城寺(三井寺)の快賢僧都によって創建され、その後白河天皇にあつく信仰を受けた。 壬生寺といったら新選組。 新選組は幕末の京都を守るために結成された武士の集団で、壬生寺は彼らの屯所として使用されていた。 境内にある池の中の島は「壬生塚」と呼ばれ、新選組隊士の墓がある。 そんな壬生寺で拝受した「虫除け面」 割り竹の先に小さな「おかめ面」が付いているお守りで、竹の裏側には「壬生寺厄除御守」と焼印されている。 「壬生狂言」に登場する“大多福”のお面を模したお守りで、子供の「虫封じ」にご利益があるようだ。 虫封じとは、子供の夜泣きなどを起こす「疳の虫」をお祓いするこ

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  • 【静岡県の郷土玩具】浜松 犬張り子:二橋加代子さん

    入手場所:二橋さん 静岡県浜松市 バナー↓をポチポチッとお願いします 二橋加代子さんが作られたの犬張り子は彩色が綺麗で、とてもいい表情をしている。 懐かしさあふれる素朴な犬の表情を見ているだけで癒される。 平安時代、宮中では出産時の産室に「魔除け」として筥犬(犬張り子の原型)を産室に飾る習慣があった。 これは犬の出産が軽いことなどから、安産と子供の成長を願ってのものだ。 その後、犬張り子は縁起物として発達。 明治時代からは「初宮参り」の祝いとして贈られるようになった。 災いから子供を守る為、犬張子を枕元に置き、お守りにする風習もあった。 郷土玩具の代表格ともいえる犬張り子。 戌年生まれという事もあり最も好きな郷土玩具といえる。 ※代表的な犬張り子(左から沢屋、助六、いせ辰) どれも丸いフォルム。 そんな中、浜松の犬張り子は一般的な犬張子と比べて物の犬に近い雰囲気。 江戸時代に作られていた

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  • 【岡山県の郷土玩具】倉敷 ひねり人形(桃太郎):生水幹一さん

    入手場所:日郷土玩具館 岡山県倉敷市中央1-4-16 TEL:086-422-8058 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の倉敷「郷土玩具ツアー」 続いてやって来たのは憧れていた美観地区にある「日郷土玩具館」 昭和42年(1967年)に開館した、日の伝統的な玩具を集めた博物館。 館内には全国各地から集められた郷土玩具が約5000点展示されており 江戸時代から現代までの玩具を見る事ができる。 展示品には土人形、張り子、木彫りの人形、土鈴、独楽などが多数展示され、見ているだけで懐かしさが込み上げてくる。 購入した手捻りの「桃太郎人形」は生水幹一さんの作品。 桃太郎と昔ばなしの桃太郎に登場する動物(猿・犬・キジ)のセット。 岡山県は桃太郎ゆかりの地なので、桃太郎関係のお土産が多く作られている。 桃太郎の高さは2cmぐらい、とても小さくて可愛らしい人形たちだ。 「日郷土玩具館」は日

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  • 【岡山県の郷土玩具】倉敷 虎張り子:生水さん

    岡山県倉敷市笹沖1202 TEL:086-422-3978 バナー↓をポチポチッとお願いします 今から30年前。 暇があっては「全国郷土玩具ガイド」というを眺めていた。 全4巻からなるガイドブックで、各地に伝わる郷土玩具が写真付きで紹介されている。 郷土玩具を集め始めたばかりのオイラにとってバイブルのような存在だった。 どうしても手に入れたい郷土玩具の写真を見ては、ため息をついていた。 そんな矢先、自宅に小包が届いた。 見知らぬ人(しかも岡山県)からの小包だったので不信に思っていると… 「それ私からの誕生日プレゼントだよ」と嫁さん。 さっそく箱を開けてみると、中には虎張り子が入っていた。 しかも、当時欲しくてしょうがなかった「倉敷張り子」の虎だ。 嫁さんに聞くと、オイラに気づかれないように倉敷の生水さんのお宅に電話をして購入したとの事。 その当時、嫁さんにガイドブックを見せながら「好きな

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  • 【山梨県の郷土玩具】甲府 親子だるま:二代目斉藤岳南さん

    入手場所:山梨県地場産業センター 山梨県甲府市東光寺3-13-25 TEL:055-237-1641 バナー↓をポチポチッとお願いします 「山梨県郷土玩具ツアー」 最初に訪れたのは「山梨県地場産業センター」 ここには山梨県の特産品や工芸品を一堂に集めて展示、販売している施設。 郷土玩具のコーナーには県内で作られた土鈴や張り子、土人形などが数多く並んでいる。 山梨県にて最初に入手したのは「親子だるま」という山梨県を代表する郷土玩具。 白い親だるまがお腹に可愛い子だるまを抱いている独特なスタイルで微笑ましい達磨。 達磨の横には綺麗に松竹梅が描かれている。 子供のだるまにも立派な髭が描かれている点がユニークだ。 山梨県の有名人で立派な髭を蓄えた親子というと… 戦国武将の武田信玄・勝頼親子を思い出す。 調べてみると… 「親子だるま」は約400年前に甲府市の武井八衛門が武田信玄の顔を模して作り始めた

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  • 【岡山県の郷土玩具】津山 奴(やっこ)土鈴:セノオ民芸社

    入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 バナー↓をポチポチッとお願いします 岡山県郷土玩具ツアー。 は岡山県内の特産品や名産品が一堂に揃った「岡山県観光物産センター」を訪れた。 ここには県内各地で作られた郷土玩具もたくさん展示・販売されている。 数々の津山土鈴が並ぶ中、彩色が綺麗で繊細な筆のタッチに心を動かされた「奴土鈴」を購入。 まん丸顔のヤッコさんは「セノオ民芸社」妹尾貞山さんの作品。 正面から見ると奴さんには見えないけれど、横を見ると袖に四角い「奴の紋様」が描かれている。 ところで「奴(やっこ)」というのは何なのだろう? ネットで調べてみると… 「奴」とは元々「家つ子(やつこ)」と書かれ、武家に仕える低い身分の奉公人の事。 大名行列で槍や日用品を運ぶ「槍持奴」という役目がいて、彼らが着ていた半纏に描かれていた紋から、材を立方体

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  • 【東京都の郷土玩具】こいおみくじ:麻布氷川神社

    入手場所:麻布氷川神社 東京都港区元麻布1-4-23 TEL:03-3446-8796 バナー↓をポチポチッとお願いします 正月恒例の授与品ツアー。 赤坂~六木~麻布十番と参拝のハシゴをして元麻布にやって来た。 次に訪れたのは高台にある「麻布氷川神社」 938年、源経基朝臣が天慶の乱(平将門)を鎮定しがため東征し際、 武蔵国豊島郡谷盛浅布冠の松(現・麻布一松の地)に創祀・創建された。 文武に秀でた経基は鎌倉幕府の源氏将軍や足利将軍の武家政権を築いた清和源氏の祖にあたるそうだ。 御祭神は古事記に登場する重要な神様2柱「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」と「日武尊(やまとたけるのみこと)」 素盞嗚尊天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神。 ヤマタノオロチを退治し奇稲田姫(くしなだひめ)を救い出した英雄。 退治したヤマタノオロチの体内から草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を発見し天照大神に献上した事

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  • 【東京都の郷土玩具】一年安鯛おみくじ:金王八幡宮

    入手場所:金王八幡宮 東京都渋谷区渋谷3-5-12 TEL:03-3407-1811 バナー↓をポチポチッとお願いします 正月恒例の授与品ツアー。 元日の最後に訪れたのは渋谷にある金王八幡宮。 こちらも数多くの初詣客で賑わっている。 金王八幡宮は1092年(寛治6年) 渋谷城を築き渋谷氏の祖となった渋谷重家によって創建、当初は渋谷八幡と称していた。 社名にある「金王」は、重家の嫡男常光がこの神社に祈願して金剛夜叉明王の化身として生まれたことにより金王丸と称したそうだ。 祭神は応神天皇(品陀和気命・八幡大菩薩) 応神天皇は日の第15代天皇。 武勇に優れ文化を発展させた天皇として武将や出世を目指す人々にも崇敬されてきた。 金王八幡宮のご利益は出世運の他に金運、子授け、商売繁盛、福徳開運、厄除、交通安全など。 境内には「みくじ所・絵馬所」と書かれた特設テントがあった。 正月は特別に混みあう為、

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