国を挙げて男性の育児参加の重要性が叫ばれ、20’s type世代の男性たちの中にも「積極的に育児に関わりたい」と考える人が増える一方、世間にはまだまだ「育児は女性がするもの」という意識を捨てられない層も存在する。 日本における男性の育休取得率が低いのも、こうした考えを持つ層が経営者や管理職に一定数いるからだろう。だが実際は、男性が育児に関わることで本人や家族、職場が得られるものはたくさんあるはずだ。そこで、自身も育児休暇を2度取得した経験を持ち、保育事業の経営者として子育て中の夫婦を数多く見てきた認定NPO法人フローレンスの代表理事である駒崎弘樹さんに、男性が育児をするメリットについて聞いてみた。 駒崎 弘樹さん 2004年にNPO法人フローレンスを設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを首都圏で開始、共働きやひとり親の子育て家庭をサポートする。厚生労働省「イクメンプロジェクト