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ブックマーク / www.nikkei-science.com (7)

  • 特集:天才脳の秘密|日経サイエンス

    天才と呼ばれる人の脳は,普通の人とは違っているのか? 脳の使い方が違うから常人にはまねのできない閃きや,けた外れに高い知性が生みだされるのか? 創造性の源泉について長く研究してきた心理学者や脳科学者が最近注目しているのが,天才と変人の関係だ。たぐいまれな才能を発揮する芸術家や科学者は,しばしば奇妙な行動をとる。脳に流れ込んでくる膨大な情報を人は無意識のうちにフィルターにかけて選別しているが,このフィルター機能が弱い人がいる。こうした歯止めのなさによって意識上にあふれてくる膨大な情報を処理できる人が,創造的な活動を生み出すが,これが同時に奇妙な行動につながったりすることも多いらしい。 天才が独創的なアイデアに到達したり,芸術作品を生み出したりするまでのプロセスをたどると,ある瞬間突然に「正解」に達するのではなく,膨大な規模での試行錯誤を繰り返していることが多いことがわかる。天才はそのような,

    特集:天才脳の秘密|日経サイエンス
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/03/24
    「天才が独創的なアイデアに到達したり,芸術作品を生み出したりするまでのプロセスをたどると,ある瞬間突然に「正解」に達するのではなく,膨大な規模での試行錯誤を繰り返していることが多い」/人工知能っぽい。
  • 特集:無意識のわな

    「心とは氷山のようなものだ。その1/7を水面の上に出して漂う」。かつてフロイトはこう言った。彼は心の動きのうち意識に上るのはごく一部で,大半は水面下に沈んだ無意識の中にあると主張し,「無意識」の研究の端緒を開いた。今日心理学は,実験と洞察によって「無意識」の領域に切り込んでいる。そして私たちの意思決定や実際の行動が,驚くほど無意識の心の動きに支配されていることが明らかになりつつある。 なぜ選挙でAではなくBに投票したのか。どうしてその人物のことを「冷たい人間だ」と感じたのか。私たちは普通,その理由を知っていると思っている。だがそうした判断には,実のところ私たちが意識している理由ではなく,パッと見た時の第一印象や,そのとき手にしていたコーヒーの温度がモノを言っていた可能性がある。私たちの思考は最初の印象や直前に聞いた話,自らの体の動きなど,様々な要素によって知らず知らずのうちに左右されている

    特集:無意識のわな
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/03/24
    「チェスの展開によく知られた「定石」があると,熟達のプレーヤーですら,もっと強い手があることに気づかない」(アインシュテルング効果)
  • 意思決定の心理学

    熱いコーヒーカップを手にしていると,アイスコーヒーのグラスを持っている時より,人にもより「温かく」,寛大な気持ちになれるという。そんな馬鹿な,と思うかもしれない。だが現在の心理学は,自身で想像もできないこうした「無意識の効果」を次々に見いだしている。 私たちは自らも気づいていない偏見や思い込みから逃れることはできず,身体の動作や話している相手,その日の天気にすら無意識に影響される。「無意識」は非常に強靱で,抗うのは困難だが,隠れた自己を知り,折り合いを付けることはできるかもしれない。かつてフロイトが言葉を尽くして語った「無意識」の力を,人も気づいていない心の動きを浮き彫りにする新たな実験手法や,脳の可視化技術を通して解明する。 再録:別冊日経サイエンス201「意識と感覚の脳科学」 【関連動画】筆者によるミズーリ大学での講演 著者John A. Bargh エール大学の心理学教授。彼が率い

    意思決定の心理学
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/03/24
    「熱いコーヒーカップを手にしていると,アイスコーヒーのグラスを持っている時より,人にもより「温かく」,寛大な気持ちになれるという。そんな馬鹿な,と思うかもしれない」
  • プラセボ効果の脳科学

    プラセボ効果として知られる偽の治療が驚くほど効くことがある。例えば,うつ病に対する偽薬の効果が,抗うつ剤を使う場合の80%を超える例がある。偽薬は,脳において期待や注意,情動をつかさどる各回路を働かせている。将来,医師たちは日常的に偽薬を使い,承認薬や治療法の効果を増し,場合によっては偽薬がそうした薬剤や治療法に取って代わるかもしれない。 再録:別冊日経サイエンス255『新版 意識と感覚の脳科学』 著者Trisha Gura ボストンに拠点を置くサイエンスライター。 原題名When Pretending Is the Remedy(SCIENTIFIC AMERICAN MIND March/April 2013) サイト内の関連記事を読む心理学/脳 キーワードをGoogleで検索するメスメル/オピオイド/プラセボ

    プラセボ効果の脳科学
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/03/24
    「うつ病に対する偽薬の効果が,抗うつ剤を使う場合の80%を超える例」「偽薬は,脳において期待や注意,情動をつかさどる各回路を働かせている。将来,医師たちは日常的に偽薬を使い,承認薬や治療法(…)に取って代」
  • 陰謀論をなぜ信じるか|日経サイエンス

    NASAはアポロの月着陸を捏造したのか? 米国政府はエリア51に火星人を隠しているのか? 地球温暖化はでっち上げなのか? いずれも答えは「ノー」だが,陰謀論というサブカルチャーに入れあげている人たちは逆を主張してやまない。ある陰謀論を信じている人は,それとは別の陰謀論まで信じ込む傾向がある。また,陰謀論的な観念は科学に対する不信とも結びついている。さらに,陰謀論を支持する情報に単にさらされただけで,重要な社会問題を真面目に論議しようという気がそがれることが最近の研究データから示されている。 著者Sander Van Der Linden ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(グランサム気候変動環境研究所)の博士課程に在学,現在はエール大学の気候変動コミュニケーションプロジェクトの客員研究員として研究している。 原題名What a Hoax(SCIENTIFIC AMERICA

    陰謀論をなぜ信じるか|日経サイエンス
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/03/24
    「陰謀論を支持する情報に単にさらされただけで,重要な社会問題を真面目に論議しようという気がそがれることが最近の研究データから示されている」
  • セックスの始まり

    2005年の8月,豪メルボルンにあるビクトリア博物館の研究チームは,同国北西部の有名な化石産地ゴーゴーで太古の魚の化石を見つけ,持ち帰ります。約3億7500万年前の古生代デボン紀の海を泳いでいた最も原始的な魚類にして,最初に顎をもった脊椎動物,板皮類(ばんぴるい)の化石です。 化石は普通,ぺちゃんこになっていることが多いのですが,ゴーゴーの化石は立体構造のまま得られることがあります。著者たちが持って帰った板皮類の化石から石や土を取り除く作業をしたところ,驚くべき発見がありました。その魚の体内から,へその緒でつながった赤ちゃんの骨が見つかったのです。これは,板皮類が交尾による体内受精をして,卵ではなく,赤ちゃんを産んでいた決定的な証拠です。 板皮類のオスは1対の腹ビレを使って,メスの体内に精子を送り込んでいました。これが,最終的には私たちヒトを含む四肢動物の脚と性器につながったようです。それ

    セックスの始まり
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/04/25
    「それだけではありません。著者は脊椎動物の顎(あご)についても,興味深い仮説を展開します。「セックスによってすべてが変化したようだ」と著者はいいます」
  • 浮かび上がる脳の陰の活動|日経サイエンス

    私たちの脳は,話をする,を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになった。安静状態の脳で重要な活動が営まれていたのだ。しかも,この脳の「基底状態」とも言える活動に費やされているエネルギーは,意識的な反応に使われる脳エネルギーの20倍にも達するという。 この脳活動の中心となっているのは,「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる複数の脳領域で構成されるネットワークで,脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがある。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおくのと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。 DMNは意識的な行動をす

    浮かび上がる脳の陰の活動|日経サイエンス
    Nihonjin
    Nihonjin 2012/08/05
    「安静状態の脳で重要な活動が営まれていたのだ。しかも,この脳の「基底状態」とも言える活動に費やされているエネルギーは,意識的な反応に使われる脳エネルギーの20倍にも達する」/デフォルトモードネットワーク
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