引きこもりはなぜ起こる?京大教授らがメカニズム発見2016.12.02 07:037,262 湯木進悟 究極の治療法だって生まれる? 学校や会社などで、周囲とふれあう社会生活を拒み、自宅に隔離された状態へと陥ってしまう引きこもり。いま日本では、15歳から39歳までの男女で引きこもりの状態にある人は、実に54万人を超えているとされています。 このほど京都大学大学院医学研究科の成宮周教授が率いる研究チームは、マウスを用いて、引きこもりにつながる神経回路メカニズムを発見したと発表。研究成果をもとに、新たな抗不安薬を開発したり、社会復帰を促すべく、不安を低減するための認知行動療法の導入への期待が高まっていますよ。 同研究では、高架式十字迷路を用いて、マウスの不安行動を測定。通常であれば、マウスは、壁のある道でも、壁のない道でも、十字迷路を活発に行き来するそうです。しかしながら、ほかのマウスから隔離