衆院外交委員会の16日の質疑で、外務省欧州局ロシア課首席事務官の「電話対応」が取り上げられ、岸田文雄外相が「誠実さを感じられない対応をしているのなら申し訳ない。教育、指導を考える」と陳謝した。日本維新の会の石関貴史氏への答弁。 石関氏によると、15日に日本政府のロシア政府関係者への査証(ビザ)発給停止措置についてロシア課に電話で問い合わせたころ、対応したロシア課ナンバー2の高沢令則首席事務官が「省内の調整がついていない」などと公表できる事実の説明に応じなかった。このため、石関氏が「小役人みたいなことを言われたら困る」と不満を示したが、高沢氏は「私は小役人だ」と発言したという。 岸田氏は「外交官は語学だけでなく、人間性など総合的な力が求められる」と強調、職員の資質の改善に取り組む考えを示した。
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