只野哲也さん。撮影時はこちらを気遣い、「眼鏡を付けてると親父と間違われるんで外しますね」と和ませた(撮影:池上正樹) 東日本大震災で津波に襲われた石巻市立大川小学校は児童74人、教職員10人が亡くなる大惨事となった。当時小学5年生の只野哲也さん(22)も津波にのまれたが、一命を取り留めた。一方で祖父、母、妹を失った。環境が激変する中、哲也さんは子どもたちの思いを背負って講演などで活動。大川小の遺構について考える任意団体も先月設立した。震災から11年、これまでの苦悩や、母校、妹への思いを聞いた。(取材・文:ジャーナリスト・池上正樹/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)