アメリカの中古機市場を把握するべく、毎月なんとなくネットサーフィンしながら各機の価格動向を見ている。買えもしない大型ビジネスジェットなどの売り物を見ていると、それはそれでなかなか楽しい。そんな中、特に値段が高騰している機種がある。なんとセスナ152/150、安価な訓練機の代表。 2005年頃の時期の相場だと、総飛行時間が1万時間以下で、エンジンがオーバーホール後1000から1500時間飛んでるような152だと、程度次第で2万ドルちょっと、150だと2万ドル弱という感じだった。もちろん70年代が中心の機体なので程度にも価格に幅があるが、3万ドル代に乗る機体は滅多になかった。ほとんどが訓練機として激しい扱いを受けて来たものばかりだが、なかには個人オーナー機と思われるような飛行時間が少ない機体もある。そんな例外的に極上の機体には、3万ドル、4万ドルの価格がついているものもあった。ただ、あくまでも