ハードロックやプログレッシブロックの輸入盤を数多く取りそろえ、愛好家の聖地といわれた東京・西新宿の「新宿レコード」が開店48年で歴史に一つの区切りを迎えた。昨年、店を継いだ店長が下北沢に移転。2年後の50周年に向け、新天地で新たな一歩を踏み出している。 ■ロックの聖地 新宿レコードは昭和45年2月にオープン。脱サラした先代店長、藤原間三郎さん(83)が憧れのレコード店を開いたのが始まりだ。現店長の佐藤晃彦さん(62)によると、藤原さんは当初、自分が好きだったクラシック音楽中心の店舗を目指したという。 ところが当時、ロック人気が急上昇した時代。輸入盤業者らの薦めもありロックの輸入盤を集めたところ、他店にはないラインアップが評判を呼び「ロックの輸入盤なら新宿レコード」として知られる存在になったという。 1ドル360円の固定相場制が変動相場制となったことも追い風となった。輸入盤は国内盤より早く入
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