国と東京都が開設している失業者らのための「公設派遣村」で、557人の入所者のうち201人が、7日午後8時時点で不在になっていることが分かった。派遣村は午後4時半を門限とし、遅れる場合は電話連絡をするよう入所者に求めているが、ほとんど連絡はなかったとみられる。都は交通費・昼食代として1人2万円を支給しており、余った分を精算しないまま戻らないケースが多発することを懸念している。 都によると、日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に入所する557人のうち、7日午後6時~8時に夕食の配ぜんを受けた入所者は356人だった。都は残りの201人が外出したと推定している。このうち155人は外出の届け出をしていたが、46人は無届けだった。 都はハローワークなどに行くための2週間分の交通費や昼食費として入所者に2万円を支給。領収書の提出など使い道を報告し、精算するよう求めている。都は継続して施設内の人