2024年2月12日のブックマーク (2件)

  • ボロボロになるまで着てもらえることが価値。原価も利益もオープンにするファッションブランド【10YC・下田将太】

    下田が経営するアパレルブランド「10YC」は、「10 Years Clothing」の略称だ。コンセプトである「10年後も着たいと思える洋服」が由来となっている。 代表作は、シンプルで毎日着ても飽きがこないクルーネックTシャツ。一見、何の変哲もないアイテムに見えるが、とにかく素材と仕立てが上質なのが特徴だ。繊維に空気を入れて編み込むことで、耐久性がありながら着心地がよく、長年着てもへたらない品質を実現している。 品質を担保するため、製造を行う国内の工場と直接取引を行い、小売店を介さずオンラインストアで販売する形式を取っている点も特徴的だ。 10年着用したくなるための工夫は、品質の担保に留まらない。着ているうちに汚れがついたり飽きてしまったTシャツを有料で染め直したり、異なる色に染めたりする「IROHEN(イロヘン)」というサービスも提供している。 服のサイズが変わった場合は、下取りサービス

    ボロボロになるまで着てもらえることが価値。原価も利益もオープンにするファッションブランド【10YC・下田将太】
  • バレンタインチョコの裏側──ガーナにチョコレート工場を建設した、25歳女性起業家「原点は無力さ」【MAAHA CHOCOLATE・田口愛】

    人生活を経てもなお、自分が希望する大学に入れなかった19歳の田口は、まるで人生が終わったかのような絶望感を抱いていた。 「地元では“受験に失敗した愛ちゃん”って感じで見られて、コンプレックスを感じていた」と語る彼女にとってそれは、しばらく消化できない“黒歴史”だったという。 しかし、この挫折こそがガーナへ足を運ぶきっかけになった。受験を終えて燃え尽きていた彼女が新たな道を見つけたのは、大学の入学式で、自分が好きなこと、将来やりたいことを生き生きと話す同級生の姿だ。 “これまで私は、周囲が求めるレールの上を必死で走ってきた。自分が心から興味があることに全力で向き合ってみよう—— ” すると、幼い頃からチョコレートに心を奪われていたことを思い出した。いろんな要素が重なり合った結果、“チョコレートのその先”を自分の目で見たくなり、大学1年時の夏にガーナへ飛び込んだのだ。 ガーナの人たちは、幸せ

    バレンタインチョコの裏側──ガーナにチョコレート工場を建設した、25歳女性起業家「原点は無力さ」【MAAHA CHOCOLATE・田口愛】