法相から「特別矯正監」の委嘱を受け、記者会見する杉良太郎さん=法務省19階会議室で2012年6月25日、伊藤一郎撮影 法務省から、刑務所運営アドバイザーの「特別矯正監」を委嘱された俳優の杉良太郎さんが25日、省内で記者会見し「受刑者の処遇に税金を使わない形を検討すべきだ」と述べ、刑務所の株式会社化を提案した。 杉さんは滝実法相から委嘱状を手渡された後、会見で「被害者より受刑者を手厚く保護するのは不公平。受刑者が働いて自分のことは自分でやり、被害者に少しでも償えるシステムが必要だ」と指摘。株式会社化のビジョンとして「例えば広島刑務所なら魚介類を養殖して輸出するとか、(地域の)特色を生かしてブランド化すれば採算も取れるのではないか」と話した。 また、死刑囚が、懲役囚のような刑務作業に携わることがない現行の制度について「死刑囚でも働いて被害者に償いたい人はいるはず」として、死刑囚が働ける制度への
河本準一さんの問題を巡り、クローズアップされた扶養義務。民法は祖父母、父母、子、孫など直系の血族と兄弟姉妹について、扶養の義務があると定めている。家庭裁判所が認めれば、叔父やおいなど3親等内の親族にも適用される。 厚生労働省によると、各地の福祉事務所は生活保護の申請を受けると、扶養の義務を負った親族に対し、生活保護の受給申請があったことを書面などで伝え、扶養する意思があるかを確かめる。収入や資産も尋ね、受給が始まった後も、年1回の確認事務を行う。 ただ、回答はあくまで任意であり、断っても当人が罰せられたり、生活保護の申請自体が不利になることはない。どの程度援助の手を差し伸べるべきか、明確な決まりはない。 厚労省は07年度に扶養義務の履行状況を数十自治体から調査した。扶養の義務を果たした人は全体の3%に過ぎなかった。 生活保護法には扶養義務を果たさない者に対し家庭裁判所の審判により保護費を徴
携帯電話端末の分割払いを滞納し、ローン審査などに使われる信用情報が傷つく事例が急増している。携帯各社やカード会社などが加入する信用情報機関「シー・アイ・シー」(CIC)によると、端末料金の3カ月以上の延滞を示す「異動情報」の件数は2月に155万件と、1年半前の6倍に増加。高額なスマートフォン(多機能携帯電話)の普及や、通信料金などの増加が背景にありそうだ。 携帯端末の割賦販売は、機種代を12〜24カ月払いに分割して支払う。スマホ人気とともに増加し、10年8月に2249万件だった割賦販売件数は、今年2月には4511万件に倍増。異動情報も約25万件から約155万件に急増し、延滞の比率は1.1%から3.4%に悪化した。 増加ペースが速いのは、スマホの高額化が大きな要因だ。従来の携帯端末は4万〜5万円が主流だったが、スマホは7万〜8万円。「月々の支払い負担が重く滞納するケースが多い」(割賦業者)。
日米両国は発効から10年で関税撤廃を目指すTPPについて「現在の2国間協議を引き続き前進させる」との表現にとどめ、結論を事実上先送りした。 野田佳彦首相は当初、今回の首脳会談で参加方針を伝え、交渉進展に弾みをつける意向だった。しかし、民主党内の反対姿勢が根強く、大型連休明けに審議入りする消費増税法案や関西電力大飯原発の再稼働問題に注力するため、「党を二分する事態は避けたい」(官邸筋)との考えに傾いた。 日本の協定参加に対して、米側が求める条件も高いままだ。米通商代表部(USTR)のカーク代表は、4月に訪米した玄葉光一郎外相に対し、▽米国車▽保険▽牛肉の3分野の市場開放について改善を求めた。民営化方針を修正した郵政改革法案についても懸念を繰り返している。 民主党で意見集約を進める党経済連携プロジェクトチーム(PT)は、今月中、コメなどの関税撤廃の除外品目を含めた保護分野を策定する方針。だが、
大阪市交通局は、民間バス会社より高額と指摘されている市営バス運転手の年収(平均739万円)について、来年度から4割程度削減する方針を固めた。「民間並みに合わせる」との橋下徹市長の方針に基づき、在阪の大手私鉄系バス会社の最低水準に引き下げる。交通局は週明けにも橋下市長の了承を得て労働組合に削減案を提示するが、労組の反発は必至とみられる。 交通局によると、市営バス運転手は計約700人。平均年収(49.7歳)は、在阪大手5社(阪急、南海、京阪、近鉄、阪神)の平均(44.5歳、544万円)より195万円高い。しかし、バス事業は28年間、赤字決算が続いており、累積赤字は10年度で604億円に上っている。 運賃収入に見合った給与体系とするよう橋下市長から指示を受けた交通局は1月下旬、民間の平均をやや上回る2割強の削減案を橋下市長に提案。「これまでにないすさまじい削減」(交通局幹部)としたが、橋下市長は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く