IT技術が複雑化・細分化したことで、エンジニア自身が技術やプロダクトについて経営層や顧客に説明しなければならない場面が増えてきています。しかし、説明が苦手な方は多いのでは? 苦手意識を克服して説明上手になるにはどうすればいいのでしょうか。翔泳社が刊行した『エンジニアを説明上手にする本』の著者・開米瑞浩さんにお話をうかがいました。 説明が苦手なエンジニアのためのお手本 ――『エンジニアを説明上手にする本 相手に応じた技術情報や知識の伝え方』は書名から開米さんが持っていらっしゃる問題意識を強く感じますが、具体的にはどういうきっかけがあって「エンジニアを説明上手にすること」に取り組まれているのでしょうか。 開米:我々の世界を現実側と実装側に分けると、現実側には自然言語があり、実装側にはアセンブリ言語やプログラミング言語があります。実装側の言語が開発されITが発達してきましたが、次第にそれだけでは
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