3月31日に発売した米アップルの新型スマートフォン「iPhone SE」が、想定以上の売れ行きを見せている。「前回のiPhone 6sと比べて、入荷量に数倍の開きがあるくらい少ない」(前出の販売員)と言い、発売から1カ月がたった今でも入手しにくい状況だ。同店舗だけではない。都内の別の販売店でも、「SEの入荷は1週間に1度あるかないか。1度の入荷数も2〜3台だけ。顧客の手に渡るのに最低でも4週間かかってしまう」と話す。 小型化好む消費者をつかむ SEは2世代前の主力モデル「iPhone 5s」と同じ4インチの小型画面を採用。基本機能は最新の6sに劣らないが、メーカー希望小売価格は16GBモデルで税別4万7800円と、6sに比べ約3万円も安い。 アップル側は当初、計1000万台前後の販売を計画していたと見られる。年2億台超を販売する同社にとっては1割にも満たない数字だ。しかし、蓋を開けてみれば
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