メール共有サービス「グーグルグループ」で中央省庁の内部情報や個人情報が誰でも閲覧できる状態になっていた問題で、早稲田大の助手が延べ約800人分の氏名やメールアドレスなどの個人情報を公開状態にしていたことがわかった。 同大によると、グーグルグループを利用していたのは大学院の日本語教育研究科で、学会名簿や大学院の新入生名簿が公開状態になっていた。今年4月に業務連絡用に開設し、今月9日に読売新聞の指摘を受けて非公開に設定を変更した。初期設定のままで利用すると公開状態になることを知らなかったという。同大は「信頼を損ね、深くおわびする」と話している。グーグルグループを巡っては7月上旬、環境省の国際条約の交渉内容などが誰でも閲覧できる状態になっていたことが発覚している。