「東大に振り回された」「あまり意識していない」-。秋入学をめぐっては、昨年5月以降、東大の呼びかけに応じた旧帝大や早慶など11大学が協議を重ねてきた。東大の“方針転換”に、各大学からは冷静な受け止めとともに、戸惑いの声も上がった。 九州大学は「4学期制の導入は、将来の秋入学に向けた堅実なステップで、国際化へのスムーズな移行につながる。大いに納得できる決断だ」と賛同した。 「大学が自主改革の姿勢を打ち出す意義は極めて大きい」と評価する一方、九大での取り組みについては「学事暦の変更など検討は進めているが最終案は煮詰まっていない」とトーンダウン。「秋入学は今後も前向きに検討したい」と述べるにとどまった。 大阪大学は「秋入学を目指しながら、春入学を維持して秋から始業する案を出すなど、東大はこれまでも方針を変えてきた。今回の4学期制についても驚きはない」と冷静な反応だ。 「グローバル化の時代に大学の