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ブックマーク / ameblo.jp/yagishigeru (10)

  • 『接見と差入れと証拠開示』

    八木さんの接見へ行きました。 はじめに、手紙を渡そうと窓口へ差入れに行ったのですが、そこで不思議な体験をしました。 封書の差入れは窓口からはできず、郵送してくれと言われたのです。 そこで封筒の中の手紙を裸で提出したところ、今度は手書き文字がある書面は差入れできないと言われました。 ちなみに、同内容の文書を印字した書面は差入れできるか聞いたところ、それならば大丈夫とのことでした。 なお、封筒も空であれば差入れできるとのことでした。 結局、手紙は差入れせずに直接全て口頭で話そうと接見の申込に行きました。 そうしたところ、今回は立ち会いなしとなり、むしろ手紙を出すより秘密が保たれるという結果となりました。 実は、今年に入って5回目の接見で初めての立ち会いなしの経験です。 接見では立ち会いがなかったことから、ざっくばらんに様々な話をすることができました。 八木さんは大崎事件の証拠標目開示勧告に勇気

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    OKETA 2013/07/26
  • 『あなたの「記憶」は本物ですか?』

    このブログのタイトルにもなっている 「偽りの記憶」という耳慣れない言葉 実はこれ、れっきとした心理学の用語です。 「虚偽記憶」「虚記憶」「FalseMemory」など ちょっと検索すればたくさんの関連記事がヒットするはずです。 「偽りの記憶」は「嘘」とは違います。 「偽りの記憶」を語る人はそれが実際の出来事だと思っています。 人は実際には存在しなかったはずの出来事を「思い出す」ことがあるのです。 「偽りの記憶」「虚偽記憶」に関する研究が進められることによって、 そのメカニズムが少しずつ明らかになってきています。 「心理学ミュージアム」というサイトに、 「虚記憶」を体験できる簡単で面白いテストが紹介されています。 (http://psychmuseum.jp/showroom/false_memory.html) わずか1分で皆さんも「偽りの記憶」を体感できます。 皆さんの「記憶」 物でし

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    OKETA 2013/07/24
  • 『再審手続概要』

    このブログをどういう方が読まれているのか分かりませんが,法律専門家以外の方が読まれているかもしれませんので,現在,私たちが行っている再審手続について,一般的なご説明をさせていただきます。 第1審から第3審(最高裁判所)までの手続であれば,検察官が,起訴状で主張する具体的事実(訴因といいます)について,証拠に基づいてその事実が合理的な疑いを超える程度に立証できたときに有罪となります。 逆に,検察官が合理的な疑いを超える程度に立証できなければ無罪となります。このことを「疑わしきは被告人の利益に」の原則といいます。 これに対して,再審の手続は,裁判所が①再審請求について再審を開始する理由があるか否かを審理する手続(再審請求手続)と,②再審を開始する理由があると判断した場合に,事件自体について審理する手続に分かれています。つまり,二段階構造がとられているのです。 もっとも,ゴビンダさんの事件(東電

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    OKETA 2013/05/22
  • 『紙の爆弾2013年6月号で本庄事件が取り上げられました』

    弁護士の永井です。 以前井桁弁護士がこのブログで紹介しましたが、3月に松山弁護士が人権と報道連絡会議で事件についての報告をしました(「有罪だと思うのはなぜか」参照)。 その内容を踏まえて、事件の報道と冤罪の可能性について検証した記事が「紙の爆弾」という雑誌の2013年6月号に掲載されました。 庄連続保険金殺人事件 真っ黒報道で14年も隠された冤罪疑惑 というタイトルの記事です。 事件について関心のある方はぜひご欄ください。 また、事件についてさらに詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、弁護団で出張プレゼンを行なっています。ご連絡ください(「出張プレゼンいたします」参照)。 弁護士 永井康之

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    OKETA 2013/05/13
  • 『新人弁護士,八木さんと初めての対面』

    はじめまして。 このたび弁護団に加入いたしました、弁護士の國松里美と申します。 去る5月2日、八木さんと初めて接見をして来ました。 東京拘置所に行くのも初めて、八木さんとお会いするのも初めて、の初めて尽 くし。 東京拘置所は小菅駅から徒歩五分程度ですが、緊張のせいか妙に長く感じられ ました。 当日は連休前だったためか、面会希望者が多く、拘置所一回待合室が混雑して いました。 そんな中、松山さんと三浦さんと待ち合わせて面会室へ。 やはり立会有りの30分とのことです。 立会について抗議するも,依然として聞き入れられず・・・。 松山さんと三浦さんとともに面会室に向かいました。 八木さんは,会うやいなや待ってましたとばかりに「國松先生だね,こんにち は!」と,アクリル板ごしにハイタッチ。私も嬉しくなって「こんに ちは! 宜しくお願いします!」と言ってアクリル板ごしに八木さんと手を合わせまし た。

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    OKETA 2013/05/06
  • 『弁護団末席,八木さんと初対面』

    東武スカイツリーライン小菅駅に10時に待ち合わせ。 待ち合わせ時間より少し早く駅に着いた私は,ちょっと緊張していました。 そこから徒歩5分,東京拘置所へ。八木さんと初めて会ってきました。 八木さんは笑顔で私たちを迎えてくれました。 緊張していたのがばからしくなるくらい,明るくて優しい表情に見えました。 「先生で25人になったんだよ。」 と言って,弁護団員のリストを見せてくれました。 リストの一番下に,私の名前がありました。 「山下先生は國松先生と一緒のタイミングで入ったんだけどさ, おれはレディーファーストだから。先生が一番下になっちゃってごめんな。」 と言っていました。 体調はどうですか,と聞いてみたら, 「全然悪い」「あちこち調子が悪い」と言っていました。 そんな中なのに,あれこれ気を遣ってくれていました。 私の緊張もようやく解けてきたころ,立会の職員が「あと1分くらいで」と言いました

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    OKETA 2013/04/24
  • 『新入団員ラッシュ』

    佐藤さんの臓器の再鑑定の実施に向けて三者協議も大詰めを迎えていますが、鑑定実施を後押しするように弁護団にも新入団員が続々加入しています。 ブログに先月新加入のご報告をした三浦さん、中野さんに加え、新たに2名の弁護士が加入しました。近々、ブログで挨拶をさせていただくと思います。 八木さんは、いつも、新入団員の加入をとても喜んでくれます。 「へえ、どこの事務所なんだい。嬉しいなあ。今日は嫌なことがあったんだけど、こんなことでくよくよしていられないな。絶対に再審開始になると信じているから、最近は気持ちが明るいんだよ。二人の先生に早く会いたいな。」 にこにこしながらそう話す八木さんの目には力強い光がありました。 「畑井先生も、新人に負けないように頑張ってくれよな。」 頑張ります。 畑井

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    OKETA 2013/04/09
  • 『好中球減少症の出現頻度は0.1%未満』

    武まゆみさんが、被害者の森田昭さんに与えた風邪薬は、アセトアミノフェンを含有する総合感冒薬とされています。 好中球減少症が、血液検査ではなく、肺の組織写真1枚からの推測で認められたことは、先週書いたとおりです。 アセトアミノフェンを取ると、好中球減少症の副作用が起きるのは、どのくらいの割合なんでしょうか。 それは、 0.1%未満です。 こんな確率の低い殺人方法があるでしょうか。 何人もの医師、研究者が、好中球減少症の副作用があることについて、証言しました。 しかし、誰一人として、アセトアミノフェンによって好中球減少症を発症した症例を体験した人はいませんでした。 アセトアミノフェンは副作用の少ない安全な薬として有名なのだそうです。安全といわれている薬だということを、証人になった医師、研究者が知らないはずはありません。 そんな安全な薬でも、多量に、長期間服用を続ければ、身体に悪いというイメージ

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    OKETA 2013/03/31
  • 『有罪だと思うのはなぜか』

    3月15日、オリジナル弁護団の松山弁護士が「人権と報道連絡会」で件の報告をいたしました。 その内容がまとめられているウェブサイトがありました。 http://www.rokusaisha.com/blog.php?p=2355 事件は、有料の記者会見に記者が殺到したことからもわかるとおり、報道が過熱した事件でした。 八木さんについて極悪人であるかのような報道がなされ、後に裁判で争いがないとされた事実についても、事実と異なる飛ばし記事が大量に出回りました。 先ほどのウェブサイトでは、松山弁護士の報告を踏まえ、いくつかの具体例が挙げられています。 「たとえば当時、八木さんたちが佐藤修一さんという男性に保険金をかけ、トリカブトで殺害したとされる疑惑をめぐり、捜査部が八木さんらの「関係各所」からトリカブトを押収したなどと報じられていた(読売新聞東京社版2000年10月20日朝刊)。だが、

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    OKETA 2013/03/25
  • 『三者協議、接見デビュー』

    新人の三浦です。 金曜に初の三者協議、接見へ行ってきました。 まずは三者協議。 臓器鑑定の実現に向けて攻防が続いています 初参加での進展、先生方のプロとしての対応に身震いを覚えました。 三者協議後は打ち合わせ。 その後、井桁さんに連れられ接見へ。 接見では立会いが付くという初体験をしました。たくさんメモをとられます。 しかし、八木さんはとても上機嫌で我々を迎えてくれました。 新人が入ったことを聞いて楽しみに待っていたとのことです。 八木さんは明るく、初対面の自分にたくさんのことを話してくれました。 松山先生が「人権と報道・連絡会」で報告されることを聞いて喜んでいました。 (http://www.jca.apc.org/~jimporen/log/archives/2013/03/201111.html) 八木さんは自分が大学に入る前からえん罪で身柄を拘束されています。 それにも拘わらず元気

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    OKETA 2013/03/18
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